生酵素が豊富な食べ物は? 普段の食事で生酵素を摂りやすい食品は、これ

  1. 生酵素を摂る

健康になりたいと願う人なら、誰もが「健康的な食生活にしたい」と思うでしょう。健康的な食生活とは、栄養バランスが整っていることが大前提ではありますが、そこに重要な働きをする「酵素」の存在を忘れてはいけません。

酵素は、私たちが食べた物を消化・吸収してエネルギーや栄養素に変え、さらに細胞の再生や修復など生命維持のための代謝にとても深く関わっています。

三大栄養素であるタンパク質、炭水化物、脂質、そしてビタミンやミネラルなどををバランスよく摂取したとしても、それをうまく活かしてくれる酵素がなければ生命エネルギーを作り出すことができないのです。

食物酵素を積極的に摂取する

私たちの体内の酵素には、消化酵素と代謝酵素があり、まず食べたものを消化酵素で消化し、つぎに代謝酵素により生命活動に必要な物質に作り変える働きをします。

しかし私たちの体内で作られる酵素の量には限りがあり、さらに悲しいことに加齢とともに生産能力が減少していきます。体内酵素が不足してくると体調不良や病気の引き金となるので、酵素を無駄遣いしないことに加えて、食べ物から酵素を十分に摂取し増やしていくことが重要になります。

では、体内酵素を増やすためには具体的に何を食べれば良いのでしょうか?

生の酵素は、生の食材から

酵素は、あらゆる生命体に存在するものなので、実はほとんど全ての食べ物に含まれています。しかし酵素は熱に弱い性質があり、48℃を超えるとほぼ働きが失われてしまうのです。

加熱調理された肉じゃが

私たちがふだん口にする料理はほとんどが加熱調理したものであるため、調理済のメニューからは酵素の摂取は期待できません。そのため意識して生の食材から生酵素を摂取することが必要になります。

生の食材となるとお肉は無理なので、お刺し身や生野菜、フルーツなどが主になります。生酵素を多く含む食品で、比較的手に入りやすく、普段の料理や食事に取り入れやすいものは、次の通りです。

野菜

大根、カイワレ大根、トマト、キャベツ、セロリ、レタス、キュウリ、ピーマン、にんじん、ブロッコリースプラウト(ブロッコリーの芽)

フルーツ・果実

キウイ、バナナ、パイナップル、りんご、オレンジ、アボカド

発酵食品

納豆、味噌、漬物、酢、チーズ、ヨーグルト

また、ナッツ類やドライフルーツなども非加熱なので生酵素を摂ることが出来ますよ。

生酵素を作る、増えるのを助けてくれる食品もありますので、一緒にご紹介しておきますね。

ネギ類、ゴマ

生酵素を含む野菜で、特に注目したいのが大根です。大根には、炭水化物を分解する酵素であるアミラーゼ、たんぱく質を分解する酵素のプロテアーゼ、脂肪分解酵素のリパーゼが含まれていて、食べ物の消化に大いに役立ちます。

すりおろすことによって酵素の働きがより活性化するので、大根おろしは特におすすめの食べ方です。(後述します)

野菜と並んで、生酵素を豊富に含んでいるのが果物です。医者いらずとも言われるりんごは、炎症回復の効果があることで知られていますが、これはりんごに含まれる酵素の働きによるものです。

生酵素を効率よく摂取する食べ方

野菜やフルーツには、生酵素がたっぷり含まれていますが、さらに効率よく摂取できる方法があります。

それは「すりおろし」です。

すりおろし大根

野菜やフルーツをすりおろすと、細胞膜が破れ、細胞膜の中に閉じ込められていた酵素まであふれ出てきます。同じ量でもカットしただけのものよりすりおろした方が、より多くの酵素を摂取できるというわけです。

昔から、病気の時にはりんごをすりおろして食べさせるというのが定番でしたが、お腹に優しく食べやすいからという理由に加え、生酵素をより効果的に摂ることができて早く元気になる、という重要な意味もあったのです。

大根やりんごはすりおろしてそのまま美味しく食べれますし、タマネギや人参はすりおろしてドレッシングに混ぜればメニューの幅が広がります。フルーツはミキサーにかけてスムージーにして、朝食やおやつにプラスするのも良いですね。すりおろして食べる時は以下の点に注意するようにしましょう。

皮を剥かずにすりおろす

野菜やフルーツの酵素は皮と実の間に多く含まれていることが多いもの。農薬などが気になる場合は別ですが、安全なものなら入念に洗ったあと、皮のついたまますりおろしていただきましょう。

すりおろしたらすぐに食べる

野菜やフルーツをすりおろしてから、時間の経過とともに生酵素の量は減少していきます。すりおろしたてが最も酵素量が多いので、すりおろしたらなるべく時間をおかずにすぐに食べるようにしましょう。

鋭利なおろし金を使う

最近はプラスチック製の手軽なおろし器が多いですが、金属製の鋭利なおろし金の方が野菜やフルーツの細胞膜を破りやすいのでオススメです。切れ味の良いおろし器を使うとさらに多くの酵素量が期待できます。

発酵食品で手軽に生酵素を摂ろう

生野菜や魚を食事に取り入れるのは、毎日のことだと結構たいへんです。そんな時は、発酵食品を利用しましょう。

発酵食品とは、食品にこうじ菌などの微生物を加えて分解させることで作り出された食品。発酵する過程で微生物はどんどん増殖し、酵素をたっぷり持つ生き物となります。

納豆

発酵食品には日本人になじみの深いみそ、しょうゆ、みりん、酢などの調味料はもちろん、甘酒、納豆、キムチ、ヨーグルトなど、ふだんの食事で手軽に食べられるものがたくさんありますので、毎日の食事に、意識して発酵食品を取り入れるようにしたいものですね。

ただ、みそやしょうゆなどの調味料は塩分が多いので摂りすぎには注意が必要。気になる方は、塩分をカットしてあるものを選ぶのも良いでしょう。

生酵素を食べ物で摂るポイント

生酵素をふだんの食事から摂取するにあたって大切なポイントをまとめると、以下の3つになります。

  • 刺し身、生野菜、フルーツ中心の食事にする。(加熱しない)
  • 生野菜やフルーツは「すりおろす」ことで酵素の量がアップする。
  • 手軽な発酵食品を利用する。

しかし、生酵素の摂取にばかり執着しすぎて好きな食事を楽しめないのは、ストレスが増えて逆に酵素を無駄遣いしてしまうことになりかねません。

生野菜やフルーツを積極的に摂ることを念頭に置きながらも、たまには好きな食べ物も気にせず楽しむようにしたいものですね。

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